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尿路結石の症状とは?|部位別(腎臓/尿管/膀胱/尿道)に解説

尿路結石は、石が詰まってしまう部位によって呼び方が異なります。

■ 腎臓結石 ■


腎臓に結石ができている場合(腎結石)は、尿流に沿って尿管内に落ち、尿流閉塞や腎臓内の圧力の上昇に伴い尿管・膀胱・尿道に放散痛を感じます。
しかし、結石が腎臓内にあるうちは、ほとんどの場合が無症状のうちに経過し、自覚症状があらわれたとしても、腰の辺りが重く感じたり鈍痛を感じたりする程度でしょう。

■ 尿管結石 ■


尿管結石の特徴は、左右どちらかの背中からお腹にかけて差し込むように痛むことです。男性の場合は精巣まで、女性の場合は外陰部まで痛みが現れることもあります。
石が尿管に引っかかったままにしておくと、腎臓の働きが悪くなるおそれがあります。血尿もみられます。目で血尿が確認できない場合も、診断の際に「顕微鏡的血尿」が確認できることがほとんどです。
  
※腎臓の腎盂(じんう)から尿管までの結石を「上部尿路結石」と呼び、日本人の尿路結石の約95%を占めます。

■ 膀胱結石 ■


排尿障害のために膀胱内に残尿がある場合、膀胱内で結石が作られるのが「膀胱結石」です。
膀胱に結石ができると、排尿痛・頻尿・排尿困難などの症状がでる場合があります。
結石が膀胱と尿管の変わり目まで移動すると、残尿、頻尿の症状が顕著になります。痛みはあまりみられません。

■ 尿道結石 ■


ごくまれに尿道にも結石が認められます。結石が尿道に詰まると排尿痛が起こります。

■ サンゴ状結石 ■


腎臓内にサンゴのような形の大きな結石ができる症状を「サンゴ状結石」と呼びます。
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